持ち家に火災保険は必要?入らないリスクと地震保険・補償の選び方を解説
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マイホームの購入が決まり、住宅ローンの手続きもいよいよ大詰め。
そんなタイミングで、
「引渡しまでに火災保険の手続きもお願いします」
と言われて、初めて火災保険について真剣に考え始めた――という方も多いのではないでしょうか。
- 「火災保険って必ず入るもの?」
- 「火事なんてそうそう起きないし、最低限でいいのでは?」
- 「地震保険まで付ける必要はある?」
住宅には数千万円という大きなお金をかける一方で、火災保険についてはよく分からないまま、勧められた内容で契約してしまうことも珍しくありません。
しかし、想像してみてください。
マイホームを購入して数年後、台風で屋根が大きく壊れたら。
近所で発生した火災が、自宅に燃え移ってしまったら。
あるいは、大きな地震のあとに火災が発生したら。
そのとき初めて、
「これ、火災保険で補償されるよね?」
と考えるのでは遅いかもしれません。
実は、火災保険は「家が火事になったときだけの保険」ではありません。一方で、火災保険に加入していても、原因や契約内容によっては補償されない被害もあります。
だからこそ、マイホームを購入するときに大切なのは、ただ火災保険に加入することではなく、「自分の家にはどんなリスクがあり、どこまで備えておくべきなのか」を知ったうえで選ぶことです。
この記事では、持ち家に火災保険は本当に必要なのか、加入しなかった場合にどんなリスクがあるのかをはじめ、火災保険で補償されるもの・されないもの、地震保険との違いまでわかりやすく解説します。
これからマイホームを購入する方も、すでに持ち家に住んでいる方も、「うちは大丈夫かな?」と考えながら読み進めてみてください。
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目次
- 持ち家に火災保険は必要?結論からいうと加入をおすすめします
- 持ち家で火災保険に入らないとどうなる?
- 火災保険は「火事のためだけの保険」ではない
- 火災保険に入っていても補償されないケースがある
- 地震による火災は火災保険だけでは補償されない
- 持ち家の火災保険料はいくら?保険料が決まるポイント
- 保険料を抑えながら必要な補償を確保するには?
- 新築・中古・マンションで火災保険の選び方は違う?
- 住宅購入時の火災・地震保険はいつ決める?
- 火災保険は「保険会社」だけでなく「補償内容」で考えよう
- よくある質問
- 火災保険は絶対に入らないといけない?
- 住宅ローンがなければ火災保険は不要?
- 新築なら最低限の補償でも大丈夫?
- オール電化なら火災のリスクは低い?
- 台風で屋根やカーポートが壊れたら補償される?
- 隣家からのもらい火は誰が負担する?
- 地震保険だけ加入することはできる?
- 火災保険は不動産会社から加入してもいい?
- まとめ|マイホーム購入と一緒に火災・地震保険も考えよう
1. 持ち家に火災保険は必要?結論からいうと加入をおすすめ
持ち家を購入したからといって、すべての人に火災保険への加入義務があるわけではありません。
それでも、これからマイホームを購入するのであれば、火災保険への加入はおすすめします。
住宅は、一度大きな被害を受けると修理や再建に多額の費用が必要になる資産です。
「自分は火事を起こさないから大丈夫」と思っていても、隣家からのもらい火や台風、豪雨など、自分では防ぎきれない原因で被害を受けることもあります。
火災保険への加入は法律上の義務ではない
持ち家の場合、火災保険への加入そのものを義務付ける法律はありません。
そのため、住宅ローンなどの条件がなければ、火災保険に加入せずに住宅を所有すること自体は可能です。
ただし、加入しない場合は、火災や自然災害などによって住宅に損害が生じても、基本的には自分でその費用を負担することになります。
たとえば建物が大きく損傷し、数百万円、場合によってはそれ以上の修理費が必要になったとしても、保険に加入していなければ家計から負担しなければなりません。
「加入が義務ではないこと」と「加入する必要性が低いこと」は、別の話として考える必要があります。
住宅ローンでは火災保険への加入を求められることが多い
住宅ローンを利用してマイホームを購入する場合は、金融機関から火災保険への加入を求められることがあります。
住宅ローンは長期間にわたって返済していくのが一般的。
もし返済途中で住宅が火災などによって大きな被害を受けても、住宅ローンそのものが自動的になくなるわけではありません。
家に住めない状態になり、修理や再建のためのお金が必要になったうえに、住宅ローンの返済も続く――という事態も考えられます。
住宅ローンを利用する場合は、契約する金融機関が定める火災保険の加入条件についても事前に確認しておきましょう。
現金購入なら加入しなくてもいい?
住宅を現金で購入する場合は、住宅ローンを利用するときのように金融機関から火災保険への加入を求められることはありません。
では、現金で購入するなら火災保険は必要ないのでしょうか。
考えたいのは、住宅に大きな被害が発生したとき、その損失を自分の資産だけで負担できるかどうかです。

たとえば2,000万円で購入した住宅だからといって、被災したときに「2,000万円を失うだけ」で済むとは限りません。

住宅の修理や再建、損傷した家財の買い替え、場合によっては建物の解体や仮住まいなど、被災後の生活にはさまざまな費用が発生する可能性があります。

住宅ローンの有無にかかわらず、こうした大きな損失に備えることが火災保険の役割です。
なぜ多くの持ち家で火災保険が必要なのか
火災保険が必要とされる大きな理由は、住宅に起こり得る損害の金額が大きいからです。
数万円程度の損害であれば貯蓄から支払えるかもしれません。しかし、住宅が大きな被害を受ければ、修理や再建に数百万円、数千万円単位の費用が必要になることもあります。
しかも、住宅への被害は火災だけとは限りません。
台風によって屋根が損傷したり、大雨によって住宅が浸水したりするなど、自然災害によって住まいが被害を受ける可能性もあります。
つまり火災保険は、「火事になる可能性が高いから加入する保険」というより、万が一、家計だけでは負担することが難しい大きな損害が発生したときに備えるための保険と考えるとわかりやすいでしょう。
2. 持ち家で火災保険に入らないとどうなる?
火災保険への加入は法律上の義務ではありません。
では、「保険料がもったいないから入らない」という選択をした場合、実際にどのようなリスクがあるのでしょうか。
一番大きな問題は、住宅に被害が出たときの費用を自分で負担しなければならないことです。
しかも考えておきたいのは、自分が火事を起こした場合だけではありません。
隣家からのもらい火や台風、豪雨など、自分では防ぎきれない原因によってマイホームが被害を受ける可能性もあります。
自宅の修理・再建費用が自己負担になる
火災によって建物の一部が焼けたり、全焼して住めなくなったりした場合、火災保険に加入していなければ、修理や再建にかかる費用は基本的に自分で用意することになります。
被害は建物だけとは限りません。
家具や家電、衣類などの家財が失われれば、それらを買い直す費用も必要です。さらに、住宅を修理・再建している間は、仮住まいや引っ越しなどの費用が発生することもあります。
住宅を失った直後に、まとまった支出がいくつも重なる可能性があるのです。
隣家からの「もらい火」でも相手に請求できるとは限らない
「自分が火事を起こさなければ大丈夫」と考えている方に知っておいてほしいのが、隣家などからの「もらい火」です。
日本には「失火責任法」という法律があり、火元となった人に重大な過失がない通常の失火であれば、隣家に燃え移って損害が発生しても、原則として損害賠償責任を負わないとされています。
つまり、隣の家から火が燃え移って自宅が大きな被害を受けても、必ずしも火元の人に修理費や再建費用を請求できるわけではありません。

日本損害保険協会 - 損害保険Q&A - すまいの保険 - 問52 火災保険より引用
「原因は自分ではないのだから、相手が直してくれるだろう」と思っていると、いざというときに困る可能性があります。
自分で防ぐことが難しい「もらい火」から自宅を守るという意味でも、火災保険は重要な備えになります。
台風・豪雨など自然災害による被害も自己負担になる
持ち家で考えたいリスクは、火災だけではありません。
たとえば、台風の強風で屋根や外壁が損傷する、大雨によって住宅が浸水するなど、自然災害によって住宅に大きな被害が出ることもあります。
火災保険では契約内容に応じて、風災や水災なども補償の対象にできます。
反対に、こうした補償に加入していなければ、自然災害による修理費も自分で負担することになります。
「火事になる可能性」だけを考えて火災保険が必要かどうかを判断するのではなく、その家で暮らしている間にどのような災害に遭う可能性があるかまで考えることが大切です。
全焼すれば建物の解体・撤去費用も必要になる
火災で住宅が全焼した場合、「建て直すかどうか」だけを考えればよいわけではありません。
焼け残った建物や廃材の解体・撤去、処分などにも費用がかかります。
つまり、大きな火災では「新しい家を建てる費用」だけではなく、被害を受けた住宅を片付け、生活を立て直すためにもお金が必要になります。
火災保険を検討するときは、建物そのものの損害だけではなく、被災後にどのような費用が発生する可能性があるのかも考えておきましょう。
住宅ローンだけが残る可能性もある
住宅ローン返済中に自宅が大きな被害を受けても、住宅ローンが自動的になくなるわけではありません。
たとえば購入して間もない時期に住宅が全焼すれば、住む家を失った状態で住宅ローンの返済が続き、さらに新しい住まいを確保するためのお金が必要になる可能性があります。
住宅ローン、仮住まいの家賃、住宅の修理・再建費用。
こうした負担が同時に発生する状況は、家計にとって非常に大きなリスクです。
火災保険は建物を守るだけではなく、住宅に万が一のことが起きたときに、その後の生活を立て直すための備えという側面もあります。
公的な支援だけで元の生活に戻れるとは限らない
大規模な自然災害などで住宅に被害を受けた場合、公的な支援制度を利用できることがあります。
ただし、支援を受けるためには一定の条件があり、被害を受けた住宅や家財、生活再建に必要な費用のすべてが補われるとは限りません。
「大きな災害なら国や自治体が何とかしてくれる」と考えるのではなく、公的支援はあくまで生活再建を支える仕組みのひとつとして考えておく必要があります。
火災、もらい火、台風、豪雨――。
住宅は、自分がどれだけ気をつけていても被害を完全に防ぐことはできません。
だからこそ火災保険は、「火事を起こすかもしれないから入るもの」ではなく、自分では避けられない大きな損失に備えるものと考えると、その必要性がわかりやすくなります。
3. 火災保険は「火事のためだけの保険」ではない
「火災保険」という名前を聞くと、「家が火事になったときのための保険」というイメージを持つ方も多いですよね。
もちろん火災による損害への備えは大きな役割のひとつですが、火災保険で備えられるのは火事だけではありません。
契約する補償内容によっては、落雷や台風、豪雨、水濡れ、盗難など、住宅で起こり得るさまざまな損害を補償の対象にできます。
どのようなケースで利用できる可能性があるのか、代表的な補償を見ていきましょう。
まず基本となるのが、火災によって建物や家財が損害を受けた場合の補償です。

自宅から発生した火災だけでなく、前章で紹介した隣家からのもらい火によって自宅が焼けた場合なども、契約内容に応じて補償の対象になります。
また、落雷による損害や、ガス漏れなどによる破裂・爆発によって建物や家財が被害を受けた場合も、補償の対象となることがあります。
「火が出たかどうか」だけで判断する保険ではないということです。
台風・強風・雹・雪による被害
次に住宅への被害として身近なのが、台風や強風などによる「風災」です。

たとえば、
- 台風で屋根瓦が飛んだ
- 強風で飛んできた物が外壁にぶつかり損傷した
- 雹によって屋根などが破損した
- 大雪の重みで屋根やカーポートが損傷した
といった被害が考えられます。
こうした風・雹・雪による損害も、契約内容によって火災保険の補償対象となります。
火災保険を検討するときは、火事だけでなく、その地域で起こり得る自然災害まで含めて考えることが重要です。
大雨・洪水・土砂災害などによる水災
大雨による河川の氾濫や洪水、土砂災害などによって住宅が損害を受けた場合は、「水災」の補償が関係します。
たとえば、大雨で河川が氾濫して住宅が床上浸水したり、豪雨による土砂崩れで建物が損傷したりするケースです。
ただし、水災補償の有無や保険金が支払われる条件などは契約によって異なります。
特に住宅を購入するときは、物件のハザードマップなどを確認し、洪水や土砂災害などのリスクを把握したうえで、水災への備えを検討するとよいでしょう。
給排水設備の事故などによる水濡れ
自然災害以外にも、住宅内で思わぬ損害が発生することがあります。

たとえば給排水設備の事故によって水が漏れ、壁や床、家具などが水浸しになってしまうケースです。
マンションの場合は、自分の部屋だけではなく、上階からの漏水によって天井や壁、家財が被害を受けることも考えられます。
こうした「水濡れ」も、契約内容によって補償を受けられる場合があります。
なお、給排水設備そのものの故障や経年劣化など、原因や状況によっては補償されないこともあるため注意が必要です。
盗難・物体の衝突・破損など
火災保険では、プランや特約などによって盗難や物体の衝突、日常生活の中で起こる不測かつ突発的な事故による破損などに備えられる場合もあります。
たとえば、空き巣に入られて窓ガラスやドアを壊された、車が自宅の塀などに衝突して損害を受けた、といったケースです。
ただし、こうした補償はすべての火災保険に自動的に付いているわけではありません。
「火災保険に加入しているから大丈夫」と考えるのではなく、自分の契約では何が補償されるのかを確認しておくことが大切です。
「建物」と「家財」はそれぞれ補償を考える
もうひとつ覚えておきたいのが、火災保険では「建物」と「家財」を分けて考えるということです。
建物を補償対象にしていても、それだけで家具や家電などの家財まで補償されるとは限りません。
たとえば火災によって建物だけでなく、テレビ、冷蔵庫、ベッド、衣類なども失ってしまった場合、家財を補償対象としていなければ、それらの買い替え費用は自己負担となる可能性があります。
一つひとつはそれほど高額に感じなくても、家族分の家具・家電・衣類などを一から揃え直せば、大きな金額になることもあります。
火災保険を検討するときは、「家そのものをどう守るか」だけでなく、「家の中にあるものをどう守るか」についても考えておきましょう。
このように、火災保険は火事だけではなく、自然災害や日常生活で起こるさまざまな損害に備えることができます。
4. 火災保険に入っていても補償されないケースがある
火事だけでなく、台風や豪雨、水濡れなど、さまざまな損害に備えることができる火災保険。
ただし、「火災保険に入っているから、家に何かあっても大丈夫」とは限りません。
被害の原因や契約している補償内容によっては、保険金が支払われないケースがあります。
いざというときに「対象だと思っていたのに……」とならないよう、代表的なケースを知っておきましょう。
地震・噴火・津波による損害
特に注意したいのが、地震・噴火・津波による損害です。
通常の火災保険では、地震によって建物が倒壊した場合や、津波で住宅が流された場合などは原則として補償されません。
さらに覚えておきたいのが、地震が原因で発生した火災についても、通常の火災保険では原則として補償されないということです。
たとえば、地震によってストーブが倒れて出火し、住宅が焼失した場合などが該当します。
こうした地震・噴火・津波による損害に備えるために検討したいのが「地震保険」です。地震保険については、次の章で詳しく解説します。
経年劣化や自然消耗による損害
火災保険は、住宅の老朽化を補うための保険ではありません。
たとえば、長年の使用によって屋根や外壁が傷んだ、設備が古くなって故障したといった経年劣化や自然消耗による損害は、基本的に補償の対象外です。
台風の後に雨漏りが見つかった場合でも、その原因が台風による破損なのか、以前からの経年劣化なのかによって判断が異なることがあります。
日頃から住宅の点検やメンテナンスを行っておくことも大切です。
故意・重大な過失などによる損害
契約者や被保険者が故意に起こした損害など、一定のケースでは補償を受けられません。
また、重大な過失がある場合なども、保険金が支払われないことがあります。
具体的にどのような場合が対象外となるかは契約内容によって異なるため、契約時に確認しておきましょう。
契約時に補償対象から外した災害
火災保険は、契約するプランや選択する補償によって、カバーできる範囲が異なります。
たとえば、水災補償を付けていない契約で洪水による浸水被害を受けても、水災としての補償を受けることはできません。
保険料を抑えるために補償を減らすことも選択肢のひとつですが、「安くなった分、どのリスクを自分で負担することになるのか」まで確認しておくことが重要です。
「火災保険に入っている=何でも補償」ではない
大切なのは、火災保険に加入すること自体をゴールにしないことです。
住宅の立地や建物の特徴、家族構成などによって、備えておきたいリスクは異なります。
「火災保険に入ったから安心」ではなく、自分の契約では何が補償され、何が補償されないのかを理解しておきましょう。
そして、火災保険だけでは備えきれない代表的なリスクが「地震」です。
では、地震による火災や建物の損壊に備える地震保険は、火災保険と何が違うのでしょうか。
5. 地震による火災は火災保険だけでは補償されない
火災保険について考えるとき、あわせて検討しておきたいのが「地震保険」です。
「火災保険に入っているのだから、地震で火事になっても大丈夫」と思われるかもしれませんが、実はそうではありません。
地震による被害に備えるには、火災保険とは別に地震保険を付けておく必要があります。
地震が原因の火災は火災保険の対象外

通常の火災保険では、地震・噴火、またはこれらによる津波を原因とする損害は原則として補償されません。
ここで特に注意したいのが、地震によって発生した「火災」も、通常の火災保険では原則として補償されないことです。
たとえば、地震で住宅が倒壊した場合だけでなく、地震によってストーブが転倒して出火した場合や、地震後に発生した火災が自宅へ燃え広がった場合なども、通常の火災保険だけでは十分な補償を受けられない可能性があります。
同じ「家が燃えた」という結果でも、何が原因で発生した火災なのかによって、適用される保険が変わるのです。
地震保険は火災保険とセットで加入する
地震保険は、地震による損害に備えるための保険ですが、地震保険だけを単独で契約することはできません。
火災保険に地震保険をセットして加入する仕組みになっています。
すでに火災保険へ加入している場合でも、契約期間の途中から地震保険を追加できる場合があります。
また、地震保険の保険金額は自由に設定できるわけではなく、火災保険の保険金額を基準として一定の範囲内で設定します。
そのため住宅購入時には、「まず火災保険を決めて、地震保険は後で考えよう」と切り離すのではなく、最初から両方をセットで検討しておくとよいでしょう。
地震保険では何が補償される?
地震保険では、地震・噴火、またはこれらによる津波を原因として建物や家財に損害が生じた場合に、損害の程度に応じて保険金が支払われます。
たとえば、
- 地震によって住宅が倒壊した
- 地震によって発生した火災で住宅が焼失した
- 津波によって住宅や家財が被害を受けた
といったケースです。
ただし、地震保険は実際にかかった修理費をそのまま全額補償する仕組みではありません。
損害の程度を「全損」「大半損」「小半損」「一部損」に区分し、その認定結果に応じて保険金が支払われる仕組みになっています。
地震保険は「家を元通りにするため」だけの保険ではない
地震保険について理解するときに重要なのが、その目的です。
地震で住宅が大きな被害を受ければ、必要になるのは建物の修理費だけではありません。
仮住まいへの引っ越し、家具や家電の買い替えなど、被災後の生活を立て直すためにもさまざまな費用が発生します。
そのため地震保険は、住宅を完全に元通りに建て直すためだけの保険というより、被災した後の生活を再建するための経済的な備えとして考えるとわかりやすいでしょう。
火災保険と地震保険をセットで考えたい理由
住宅には、火災、台風、豪雨などさまざまなリスクがあります。
そして、その中には通常の火災保険だけではカバーできない地震・噴火・津波によるリスクもあります。
せっかく火災保険に加入していても、大きな地震が原因で住宅を失ったときに十分な備えがなければ、その後の生活に大きな影響を与える可能性があります。
だからこそ、マイホームを購入するときは「火災保険に入るか」だけではなく、「火災保険と地震保険をどう組み合わせて住まいと生活を守るか」まで考えておくことが大切です。
とはいえ、火災保険と地震保険をセットにすると、「毎年どのくらいの保険料がかかるの?」という点も気になるところですよね。
6. 持ち家の火災保険料はいくら?保険料が決まるポイント
火災保険や地震保険の必要性はわかっても、「結局、いくらかかるの?」という点は気になるところでしょう。
火災保険料は、「戸建てなら年間○万円」と一律に決まっているわけではありません。
同じくらいの価格で購入した住宅でも、建物の構造や所在地、補償内容などによって保険料は変わります。
そのため、インターネットで見かける平均額や相場だけで判断するのではなく、自分が購入する住宅の条件で確認することが大切です。
建物の構造によって保険料が変わる
火災保険料を左右する要素のひとつが、建物の構造です。

一般的に、建物の構造によって火災や災害による損害リスクが異なるため、木造住宅、鉄骨造、鉄筋コンクリート造など、建物の構造に応じた区分をもとに保険料が算出されます。
同じ広さや同じ価格帯の住宅でも、構造が違えば保険料も同じとは限りません。
所在地によって保険料が異なる
火災保険料は、住宅がある地域によっても異なります。
台風や豪雨などの自然災害リスクは全国どこでも同じではないため、所在地によって保険料に差が生じることがあります。
また、水災への備えを検討するときは保険料だけを見るのではなく、ハザードマップなどを使って、その住宅にどのような災害リスクがあるのかを確認することも重要です。
建物の保険金額によって変わる
建物に設定する保険金額も、保険料を左右するポイントです。
ここで注意したいのは、住宅の購入価格=建物の保険金額ではないということです。
戸建ての売買価格には土地代も含まれていますが、火災保険の建物補償では土地そのものを補償するわけではありません。
建物をどのように評価し、どの程度の保険金額を設定するかを確認したうえで契約する必要があります。
補償範囲・免責金額によって変わる
どこまで補償するかによっても保険料は変わります。
火災だけでなく、水災や盗難、破損など補償範囲を広げれば、それだけ備えは手厚くなります。一方で、補償を増やせば保険料も上がる傾向があります。
また、事故が起きた際に自分で負担する「免責金額」の設定によっても保険料が変わる場合があります。
大切なのは、単純に補償を減らして安くするのではなく、必要な補償を残しながら保険料とのバランスを考えることです。
地震保険を付けた場合はいくら変わる?
火災保険に地震保険をセットすれば、その分の保険料が加わります。
地震保険料は、建物の所在地や構造、設定する保険金額などによって異なるため、「追加で○円」と一律にはいえません。
また、建物の免震・耐震性能など一定の条件を満たすことで、地震保険料の割引を受けられる場合もあります。
火災保険だけの金額を見るのではなく、地震保険を付けた場合も含めて見積もりを確認するとよいでしょう。
戸建てとマンションでも考え方が異なる
戸建てと分譲マンションでは、建物の構造や補償する範囲などが異なるため、火災保険の考え方も変わります。
特にマンションでは、専有部分と共用部分を分けて考える必要があります。
そのため、「知人の家はこのくらいだった」「ネットでは○万円と書いてあった」という情報だけで保険料の高い・安いを判断するのは難しいところです。
まずは購入する住宅の条件をもとに必要な補償を整理し、そのうえで実際の保険料を確認してみましょう。
次は、必要な備えを確保しながら、火災保険料を抑えるためのポイントを紹介します。
7. 保険料を抑えながら必要な補償を確保するには?
火災保険の見積もりを見て、「もう少し保険料を安くできないかな」と思う方もいるでしょう。
もちろん、家計への負担を考えれば保険料はできるだけ抑えたいところです。
ただし、保険料を安くするためだけに補償を減らしてしまい、いざ被害を受けたときに「これも対象外だった」となっては本末転倒です。
火災保険は、補償をできるだけ多く付ければよいわけでも、保険料が安ければよいわけでもありません。
ポイントは、自宅に必要な補償を見極め、保険料とのバランスを考えることです。
補償を減らす前に自宅の災害リスクを確認する
まず確認したいのは、その住宅にどのようなリスクがあるのかです。
たとえば、台風による風災、河川の氾濫による洪水、土砂災害など、注意したい災害は住宅の立地によって異なります。
「保険料が高いから、この補償を外そう」と考える前に、その補償を外した場合に、どのような損害を自分で負担することになるのかを確認しましょう。
ハザードマップを見て水災リスクを確認する
特に水災補償を検討するときに確認しておきたいのが、ハザードマップです。
購入する住宅が洪水や土砂災害などのリスクがある場所なのかを確認することで、水災補償を検討する際の判断材料になります。
ただし、ハザードマップでリスクが低く表示されているからといって、必ず被害が起こらないわけではありません。
周辺の地形や過去の浸水状況なども含めて考えるとよいでしょう。
建物と家財、それぞれ必要な補償額を考える
火災保険では、建物と家財を分けて補償します。
建物について適切な保険金額を設定することはもちろん、家財についても「本当に必要なのか」を考えてみましょう。
テレビや冷蔵庫、洗濯機、エアコン、家具、衣類など、一つひとつを見るとそれほど大きな金額に感じなくても、すべてを買い直すとなればまとまった費用になります。
反対に、必要以上の保険金額を設定するのではなく、実際の暮らしに合わせて考えることが大切です。
免責金額(自己負担額)も確認する
保険料を考えるうえでは、「免責金額」も確認しておきたいポイントです。
免責金額とは、事故による損害が発生した際に契約者自身が負担する金額のことです。
一般的に免責金額を高く設定すると保険料を抑えられる場合がありますが、その分、事故が起きたときの自己負担は大きくなります。
目先の保険料だけではなく、「実際に事故が起きたとき、この自己負担額なら無理なく支払えるか」という視点で設定しましょう。
不要な特約を付けすぎない
火災保険には、商品によってさまざまな特約があります。
手厚い補償は安心につながりますが、すべての家庭にすべての特約が必要とは限りません。
また、すでに加入している自動車保険など、ほかの保険に同様の補償が付いているケースもあります。
どんな場面で使える特約なのかを確認し、自分たちの暮らしに必要かどうかを判断しましょう。
「安い保険」より「必要なときに使える保険」を選ぶ
火災保険を選ぶとき、保険料はもちろん重要です。
しかし、保険料を安くすることだけを優先して必要な補償まで外してしまえば、万が一のときに大きな自己負担が発生する可能性があります。
一方で、心配だからと補償や特約を増やし続ければ、その分だけ保険料の負担も大きくなります。
大切なのは、自宅の立地や建物、家族の暮らし方を踏まえて「何に備える必要があるのか」を考えることです。
火災保険は、最も安いプランを探すことが目的ではありません。
保険料と補償内容のバランスを取りながら、いざというときに自分たちの生活を守れる備えを考えていきましょう。
8. 新築・中古・マンションで火災保険の選び方は違う?
火災保険を選ぶときは、すべての住宅で同じ補償内容にすればよいわけではありません。
新築戸建て、中古戸建て、分譲マンションでは、建物の構造や住み方、想定されるリスクなどが異なります。
「戸建てだからこのプラン」「マンションだから最低限」と単純に決めるのではなく、購入する住宅の特徴を踏まえて必要な補償を考えてみましょう。
新築戸建ての場合
新築住宅では、「建物も設備も新しいから、しばらく大きなトラブルは起きないだろう」と考える方もいるかもしれません。
しかし、建物が新しくても、火災や台風、落雷、豪雨などのリスクがなくなるわけではありません。
特に戸建て住宅は、屋根や外壁など建物全体を自分で管理するため、自然災害によって損害を受けた場合の修理費も自分で負担することになります。
新築だから補償を少なくするのではなく、建物の構造や立地、周辺の災害リスクなどを確認して補償内容を考えることが大切です。
また、新築住宅では耐震性能などによって地震保険の割引を受けられる場合があるため、対象になるか確認しておきましょう。
中古戸建ての場合
中古戸建てでも、基本的な考え方は新築と同じです。
一方で、中古住宅は築年数や建物の状態が一軒ごとに異なります。
ここで注意したいのが、火災保険は住宅のメンテナンス費用を補うものではないということです。
たとえば、屋根や外壁などが長年の使用によって傷んだ場合、その経年劣化自体は基本的に火災保険の補償対象にはなりません。
そのため中古住宅を購入するときは、火災保険への加入とあわせて、建物の状態や今後必要になりそうなメンテナンスについても確認しておくとよいでしょう。
分譲マンションの場合
分譲マンションでは、戸建てとは少し考え方が異なります。
マンションには、購入者が所有する室内などの「専有部分」と、廊下やエントランスなど所有者全員で管理する「共用部分」があります。
共用部分については管理組合が火災保険に加入していることがありますが、それだけで自分の専有部分や家財まですべて補償されるわけではありません。
そのため、管理組合が加入している保険の範囲も確認しながら、自分の住戸について必要な補償を検討することが大切です。
また、マンションでは火災だけでなく、給排水設備の事故や上階からの水濡れなど、集合住宅ならではのリスクも考えておきたいところです。
オール電化住宅でも火災保険は必要?
「オール電化ならガスを使わないから、火災保険は必要ないのでは?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、オール電化だからといって火災のリスクがゼロになるわけではありません。
電気設備や家電などが原因で火災が発生する可能性もありますし、隣家からのもらい火、落雷、台風、豪雨などはガスを使うかどうかとは関係ありません。
火災保険は火事だけに備えるものではないため、オール電化住宅でも住宅全体のリスクを考えて加入を検討する必要があります。
建物だけでなく「家財」についても考えよう
新築・中古、戸建て・マンションのどの場合でも忘れたくないのが「家財」です。
マイホーム購入時は建物そのものに意識が向きやすいですが、家の中には冷蔵庫やテレビ、洗濯機、家具、衣類など、多くの家財があります。
特に新居への入居を機に家具や家電をまとめて購入する場合は、家の中にあるものの総額が想像以上になることもあります。
もし火災などで建物と家財の両方を失えば、住宅の修理や再建とは別に、生活に必要なものを買い直さなければなりません。
そのため火災保険を検討するときは、「建物にいくら掛けるか」だけではなく、「家財まで含めて、被災後の生活をどう立て直すか」という視点を持つことが大切です。
住宅の種類によって考えるべきポイントは異なりますが、共通しているのは、その家の特徴やリスクに合わせて補償を選ぶことです。
そして、実際に住宅を購入する場合、「火災保険はいつまでに決めればいいの?」という疑問も出てくるでしょう。
次は、住宅購入から引渡しまでのどのタイミングで火災・地震保険を検討すればよいのかを見ていきます。
9. 住宅購入時の火災・地震保険はいつ決める?
マイホームを購入すると、住宅ローンの手続きや売買契約、登記、引っ越しなど、短期間にさまざまな準備が必要になります。
その中で意外と後回しになりやすいのが、火災保険・地震保険です。
しかし、引渡し直前になって慌てて決めると、補償内容を十分に検討できないまま契約してしまうこともあります。
火災保険は「最後に済ませる手続き」と考えず、余裕を持って準備しておきましょう。
物件が決まったら火災保険の検討を始めよう
火災保険を具体的に検討し始めるタイミングは、購入する物件が決まってからでよいでしょう。
火災保険料や必要な補償は、建物の構造や所在地、保険金額などによって異なるため、物件が決まることで、より具体的な内容を検討できるようになります。
売買契約後など、引渡しまでのスケジュールが見えてきた段階で、火災保険と地震保険についても確認を始めておくと安心です。
補償開始日は原則として引渡し日に合わせる
住宅を購入する場合、火災保険の補償開始日は、原則として物件の引渡し日に合わせて設定します。
引渡しを受けると、購入した住宅の管理も自分たちで行うことになります。
そのため、引渡しを受けた時点から補償が始まるように準備しておくことが大切です。
契約手続きをした日と補償が始まる日は同じとは限らないため、引渡し日が決まったら補償開始日についても確認しておきましょう。
住宅ローンを利用する場合は金融機関の条件も確認
住宅ローンを利用する場合は、金融機関から火災保険への加入を求められることがあります。
どのような火災保険に加入する必要があるのか、いつまでに手続きが必要なのかなど、金融機関によって条件が異なる場合があります。
住宅ローンの手続きを進める際に、火災保険についての条件も一緒に確認しておくとスムーズです。
ギリギリになって補償内容を決めるのは避けよう
引渡し直前は、住宅ローンの最終手続きや登記、引っ越しの準備などで忙しくなりがちです。
そんな中で、
- 「水災は必要?」
- 「家財はいくらにする?」
- 「地震保険も付ける?」
- 「この特約は何のため?」
と一から考え始めると、内容を十分に理解しないまま決めてしまう可能性があります。
特に火災保険は、保険料だけを見て決めるのではなく、その住宅の立地や建物に合った補償を考えることが重要です。
余裕のある時期に内容を確認し、納得したうえで契約できるよう準備しておきましょう。
不動産会社に相談すると物件の情報を踏まえて検討できる
火災保険を検討するときは、住宅購入を依頼している不動産会社に相談してみるのもひとつの方法です。
不動産会社は、購入する物件の所在地や建物の構造、築年数といった基本情報に加え、契約時にはハザードマップなどを用いて水害や土砂災害などのリスクについて説明する場合があります。
そのため、「この家ならどんなリスクを考えておけばいい?」という住宅側の情報とあわせて火災保険を考えやすいのがメリットです。
ハウスドゥ大分明野店でも、ご契約後に火災保険の相談を承っております△
火災保険・地震保険は、住宅購入とは別物の手続きに見えますが、実際にはこれから購入するマイホームと暮らしを守るための準備のひとつです。
物件が決まったら住宅ローンや引っ越しの準備とあわせて、火災保険・地震保険についても早めに検討しておきましょう。
10. 火災保険は「保険会社」だけでなく「補償内容」で考えよう
火災保険を検討するとき、「どの保険会社がいい?」「できるだけ保険料が安いところにしたい」と考える方も多いでしょう。
もちろん、保険会社や保険料を確認することも大切です。
しかし、それ以上に確認してほしいのが、自分の家に必要な補償がきちんと備わっているかということです。
火災保険は、万が一のときに住宅とその後の暮らしを守るためのもの。名前や金額だけではなく、「何に備えられるのか」を見て選びましょう。
同じ火災保険でも補償内容によって備えは変わる
一口に火災保険といっても、すべて同じ内容ではありません。
火災だけでなく、風災や水災、水濡れ、盗難など、どこまで補償するかによって備えられるリスクは変わります。
さらに、建物だけを対象にするのか、家財にも備えるのか、どのような特約を付けるのかなど、契約内容によって違いがあります。
「火災保険に入っているか」だけではなく、どんなときに、どこまで補償される契約なのかを確認することが重要です。
保険料だけを見て決めるのはおすすめしない
住宅購入では、物件代金のほかにも登記費用や住宅ローンの費用、引っ越し代などさまざまな支出があります。
そのため、火災保険料をできるだけ抑えたいと考えるのは自然なことです。
ただ、保険料の安さだけで決めてしまうと、必要な補償まで外れてしまうことがあります。
月々・年間の負担だけではなく、実際に被害を受けたとき、どこまで自己負担できるのかという視点も持っておきましょう。
購入する住宅に合わせて補償内容を考えることが大切
ここまでしっかり見てきたように、必要な補償は、すべての住宅で同じではありません。
戸建てかマンションか、建物の構造は何か、周辺にどのような災害リスクがあるかなどによって、考えておきたい備えは変わります。
水災補償を検討するなら、ハザードマップや周辺の地形なども判断材料になります。
保険だけを切り離して考えるのではなく、「これから住む家には、どんなリスクがあるのか」から逆算して補償を考えることがポイントです。
火災保険と地震保険をまとめて検討しよう
そして忘れたくないのが、火災保険だけでは地震による損害に十分備えられないことです。
地震による倒壊だけでなく、地震を原因とする火災も、通常の火災保険では原則として補償されません。
そのため住宅購入時には、火災保険だけを決めて終わりにするのではなく、地震保険も含めて必要な備えを考えておくことをおすすめします。
大切なのは、「どの保険が一番安いか」だけで決めることではありません。
購入する住宅の特徴や災害リスクを知り、その家とこれからの暮らしに必要な補償を選ぶこと。
マイホーム選びと同じように、火災保険・地震保険も「自分たちの暮らしに合っているか」という視点で考えてみましょう。
11. よくある質問
最後に、持ち家の火災保険・地震保険についてよくある疑問をまとめます。
Q.火災保険は絶対に入らないといけない?
持ち家の場合、法律によって火災保険への加入が一律に義務付けられているわけではありません。
ただし、住宅ローンを利用する場合は、金融機関から加入を求められることがあります。
また、加入義務がない場合でも、火災や自然災害による大きな損害を自分の貯蓄だけで負担することを考えると、持ち家では火災保険への加入をおすすめします。
Q.住宅ローンがなければ火災保険は不要?
住宅ローンがなくても、火災保険の必要性がなくなるわけではありません。
現金で購入した住宅であっても、火災や台風などで被害を受ければ修理・再建費用が必要です。
住宅ローンの有無ではなく、住宅に大きな損害が発生したとき、その費用を自分で負担できるかという視点で考えましょう。
Q.新築なら最低限の補償でも大丈夫?
新築だからといって、火災や自然災害のリスクがなくなるわけではありません。
台風、落雷、豪雨、もらい火などは建物の築年数に関係なく起こる可能性があります。
「新しいから補償を減らす」のではなく、建物の構造や立地、災害リスクを確認して必要な補償を検討しましょう。
Q.オール電化なら火災のリスクは低い?
オール電化住宅はガスを使用しませんが、火災のリスクがゼロになるわけではありません。
電気設備や家電などが原因となる火災のほか、もらい火や落雷、台風などによる被害も考えられます。
火災保険は火事だけに備えるものではないため、オール電化住宅でも加入を検討する必要があります。
Q.台風で屋根やカーポートが壊れたら補償される?
台風や強風による損害は、火災保険の「風災」として補償される場合があります。
屋根など建物に該当する部分だけでなく、カーポートなどの付属物についても契約内容によって補償対象となる場合があります。
ただし、経年劣化による破損などは基本的に対象外です。実際に補償されるかどうかは、被害の原因や契約内容を確認する必要があります。
Q.隣家からのもらい火は誰が負担する?
隣家から火が燃え移った場合でも、火元となった人に重大な過失がない通常の失火であれば、失火責任法によって原則として損害賠償を請求できません。
その場合、自宅の損害は自分が加入している火災保険などで備えることになります。
「自分は火事を起こさないから大丈夫」ではなく、周囲からの火災にも備えておくことが重要です。
Q.地震保険だけ加入することはできる?
地震保険だけを単独で契約することはできません。
地震保険は、火災保険とセットで加入する仕組みになっています。
通常の火災保険では、地震による倒壊や津波だけでなく、地震を原因として発生した火災についても原則として補償されないため、住宅購入時には火災保険と地震保険をあわせて検討しておきましょう。
Q.火災保険は不動産会社から加入してもいい?
不動産会社が保険代理店として火災保険を取り扱っている場合は、その不動産会社を通じて加入することもできます。
住宅購入を担当している不動産会社であれば、購入する物件の所在地や構造などの情報を把握しているため、住宅購入の手続きとあわせて相談しやすい点もメリットです。
ただし、取り扱っている保険会社や商品などは不動産会社によって異なります。説明を受けたうえで、補償内容を理解し、納得して契約することが大切です。
12. まとめ|マイホーム購入と一緒に火災・地震保険も考えよう
持ち家の火災保険は、法律上すべての人に加入が義務付けられているわけではありません。
しかし、マイホームは一度大きな被害を受けると、修理や再建に多額の費用が必要になる資産です。
さらに、住宅へのリスクは火事だけではありません。台風や豪雨、落雷、もらい火など、自分では防ぎきれない原因によって被害を受ける可能性もあります。
そして忘れてはいけないのが、通常の火災保険だけでは、地震・噴火・津波を原因とする損害には十分に備えられないことです。
だからこそマイホームを購入するときは、火災保険だけで考えるのではなく、地震保険も含めて「自分たちの家にはどんな備えが必要なのか」を考えてみましょう。
保険料の安さだけを優先するのでも、心配だからとすべての補償を付けるのでもありません。
建物の構造や立地、ハザード情報、家財、家族の暮らし方などを踏まえて、必要な補償と保険料のバランスを考えることが大切です。
マイホーム選びと同じように、火災保険・地震保険も「自分たちの暮らしに合った備え」を選びましょう。
ハウスドゥ大分明野店では、物件に合わせた火災保険・地震保険のご案内も契約時に行っています。
火災保険や地震保険について、
- 「購入する家にはどんな補償が必要?」
- 「地震保険も付けたほうがいい?」
- 「実際の保険料はいくらくらい?」
など、わからないことがあればお気軽にご相談ください。
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